ジンジャーブレッド・ハウス
毎年 WDWを代表するリゾートホテルの「ディズニー・グランド・フロディアン・リゾート&スパ」では、1999年からのクリスマスに、高さ約15mのお菓子の家(ジンジャーブレッド・ハウス)を制作してゲストを楽しませてくれます。
2022年1月1日までの展示です。
※2020年は中止でした。
お菓子の家 組み立て中。20人以上のキャストメンバーで、160時間以上かけて製作。
10,000枚以上の焼き菓子を貼り付け終わり、出来上がってきました👇
すべての装飾が終わり、完成です✨
本物の製菓材料を使用
信じられないかもしれませんが、このジンジャーブレッドハウスは食べられるのです。
ディズニーの一流シェフが知恵を絞り、毎年本物の製菓材料を使用して製作しています。
ジンジャーブレッドハウスは、こちらの食材が使われています👇
・ ハチミツ 約476kg
・ 卵白 約662,000g(卵 約16,555個分)
・ 粉砂糖 約272kg
・ チョコレート 約317kg
・ 小麦粉 約363kg
・ スパイス 約16kg
(シナモン・クローブ・メース・ジンジャー・フェンネル・コリアンダー・アニス)
・ 膨大な想像力
・ ディズニーマジックとピクシーダスト
ものすごい量の材料ですね🙄
毎年、同じ材料と量です。
残された卵の黄身の行方が気になりますが・・・。
最後の、想像力とディズニーマジックとピクシーダストは、ディズニーの必須項目ですね😊
ナツメグと同じ果実から採取されるスパイス。ナツメグより繊細で柔らかい香りが特徴です👇
ピリッとした風味の中にも甘い香りを放つスパイス。アニスに似た香り👇
ほのかに甘い香りが漂うスパイス。焼き菓子の風味付けやパン、スープなどに使用されます👇
50周年特別デザイン
2021年は、例年よりも特別なデザインが施されています。
「EARidescent」カラーで彩られたガーランドやオーナメントなどにも注目です。
ゴールドとブルーで気品さがあり、黄金色に焼かれた生地の壁とマッチしています。
エレガントなクリスマスを演出していますね。
サンタクロースも、今年は青いサンタです。
煙突からは、スパイシーな香りを送り出し、ロビー全体をクリスマスの香りでいっぱいにします。
ジンジャーブレッド・ハウスとは
こちらのサイトに詳しい解説があります。
とても勉強になりました。
ジンジャーブレッド・マンについて
クリスマスの時期の定番焼き菓子の「ジンジャーブレッド・マン」。
これを擬人化したキャラクターは、クリスマスの時期にしか見られません。
ディズニーキャラクターではありませんが、パレード時に大活躍してくれています。
後頭部が、平らになっています。オーブンで焼かれた姿なのでしょう。
ちょっと、シュールですよね。
アイシングの飾りは、毎年変わっているので注目です。
食べる方のジンジャーブレッド・マン😋
もちろん食べられるジンジャーブレッド・マンもあります。
ジンジャーブレッド・マンは、ヴィーガン・グルテンフリー対応です。
2枚入りで、約750円です。
面白いのは、瓦屋根の部分を再現した「Classic Gingerbread Shingle」。約1,150円。
裏面はチョコレートでコーティングされています。これは、定番のスイーツで一番人気です。
瓦のイメージで硬そうだなと思われますが、実は柔らかくトフィーのような食感です。
結構、スパイスがきついと言う声もありました。
2021年は50周年限定の焼き菓子などもあります。
2022年1月1日までの毎日、9:30~21:00の営業です。
くまのプーさん ジンジャーブレッド・クッキー
これはお見事!素人には真似できないアイシング技術です👇
世界中で親しまれている「ジンジャーブレッド・マン」のお話
ジンジャーブレッド・マン繋がりで、ちょっと小咄を。
「ジンジャーブレッド・マン」は、さまざまなバージョンの絵本になり世界中の子ども達に親しまれています。
1875年5月にアメリカで発行された 子ども向けの雑誌『 St. Nicholas Magazine (聖ニコラス・マガジン)』 に掲載されたお話がオリジナルです。
簡単なあらすじ👇
・おばあさんがクッキーを人形型(ジンジャーブレッド・マン)にして焼く。
・そのクッキーは食べられたくないため逃げ出す。
・おばあさんは、おじいさんと一緒にクッキーを追いかける。
・途中、クッキーは豚に遭遇。豚にも追いかけられる。
・牛に遭遇。牛にも追いかけられる。
・馬に遭遇。馬にも追いかけられる。
・大きな川があり、渡れないと困っていたら狐が助けてくれる。
・最後は、狐にまんまと騙され食べられてしまう。
子どもが好きな「つみあげうた」ですね。文を次々に継ぎ足していく言葉遊びのことです。
ジンジャーブレッド・マンが追いかけられながら、毎回このように歌います。
Run, run as fast you can !
I’m the Gingerbread man !
リズムがいいので、繰り返すことにより、子ども達は言葉を覚えるのでしょう。
しかし、結局食べられてしまうのは、調子に乗ると痛い目に遭うことを示唆した教訓なのでしょうか。なんだか、かわいそうな気持ちになりました。
キツネがどのようにずる賢かったのか、最後までご覧ください👇
イベント終了時は・・・
ジンジャーブレッド・ハウスは1月1日の展示期間が終わったら、撤去して壊すのでしょうか。
どうするのか調べても分かりませんでした。
詳細がわかりました👇
関係ないですが、日本のお祭りで思い出したものがあります。
「さっぽろ雪まつり」です。
開催期間終了後の次の日の朝から、大通公園に重機が入り雪像解体が始まります。
美しい雪像を壊すなんて、もったいないですよね。
しかし、倒壊の危険性があるので有無を言わさず解体します。
そして、その後は雪山にして春の雪解けを待つそうです。
雪像解体見学のツアーもあるようで、これはこれで人気イベントみたいです。
ダイナミックな雪像解体の映像です。思わず「あー」と声が出てしまいました👇
細部を動画で確認
最後は本題からずれていきましたが、本題のジンジャーブレッド・ハウスの映像です。
きれいな画像で撮影しているので、細部の飾りまでじっくり見ることができます。
夢のような空間です。 隠れミッキーもありますよ。