トランスポーテーション&チケット・センターとは
ウォルトディズニーワールドの拠点駅 トランスポーテーション&チケットセンターについて解説します。
TTCは、つまりハブステーション(拠点駅)のこと
ここは車で来た人などが、モノレールなどに乗ってマジック・キングダム(MK)やエプコットへ向かうハブステーション(拠点駅)です。
さらにウォルト・ディズニー・ワールド(WDW) 内はもちろん、WDW外(オフサイト)からの交通拠点でもあります。
上の赤丸の場所がTTCです👇
名称が長いので省略して「TTC」と呼ばれています。
1982年のエプコットオープン時に合わせ、モノレール駅などが拡張されました。
そして、2021年は50周年記念のカラーリングに合わせたゴールドとブルーの配色に壁や支柱が塗り直されました。
TTCにあるもの👇
・WDW内の無料乗り物の乗降
(→バス・モノレール・フェリーボート・小型ボート)
・オフサイトホテルからのシャトルバス乗降
・タクシー乗降
・ ウーバー・リフトの乗降
・ オーランドの市バス (リンクス)
・チケットセンター
・ミニギフトショップ
・軽食スタンド
・自動販売機
・トイレ
・ATM
・駐車場
マジック・キングダム(MK)に早く到着する乗り物は
TTCからMKまで、時間短縮のためにどの乗り物に乗車するのが良いのか。
早さで言うなら、タクシーに軍配が上がります。
ライドシェアのウーバーかリフトは、近くに配車されていれば早いです。
モノレールは次に早いです。
モノレールの場合は乗車前に、セキュリティでカバンをチェックする作業があります。
その場合、MKの入口では検査不要になります。
フェリーボートとバスは時間が結構かかります。
※MK行きのバスは、ゲストが多い日のみの運行です。
タクシー・ウーバー・リフト
◯ 早く到着できる。
✕ お金がかかる。
モノレール
◯ 無料。多少は早く到着できる。セキュリティチェックを済ませてから乗車。
→※MKの入口でスルーできる。
△ 混雑時は時間がかかることも。
フェリーボート
◯ 無料。楽しい気分が味わえる。
△ 混雑時は時間がかかることも。
引用 https://allears.net/walt-disney-worlds-transportation-and-ticket-center-ttc/
セキュリティチェックについての記事はこちらです👇
ウォルトの哲学
ボートやモノレールもアトラクション
50年前の開園時に、TTCからマジック・キングダムの入口まで行くために乗るフェリーボートやモノレールを「最初にライドするアトラクション」として楽しんでもらえるよう設計されました。
もちろん、音楽とナレーションや移動中の美しい景色でワクワク感を演出。
今となっては、当たり前ですが、当時としてはかなり画期的な手法でした。
フェリーボートに乗車すると、見える景色がこちらです👇
TTCがMKから離れた場所にある理由
TTCがマジック・キングダムから、少し離れた不便な場所にあるのは理由があります。
それは、ウォルト本人の強い要望でした。
要望というよりは「ウォルトが掲げていた哲学」の方がしっくりくるでしょう。
ウォルトはマジック・キングダムに直接、車で入って来られないようにと考えていました。
ゲストにパークで特別な体験をしてもらうため、日常を忘れてもらうのが何よりも大事だったのです。
フェリーボートやモノレールに乗り、視覚と聴覚から魔法をかけ心を解放させるのです。
人間の心理を上手く利用した作戦ですね。
東京ディズニーランドも、舞浜駅を降りて橋を緩やかに登って下って、やっとゲートに到着します。
BGMを聴きながら歩くことで心拍数を上げ、ワクワクする空間へ入る心の準備をさせているのです。
普通の思考だと駐車場や鉄道駅直結にして、歩く距離が短いように設計しがちです。
しかし、それでは味気のなく感じるのをウォルトは良く知っていたのです。
練りに練られた構造だったとは。
ウォルトの「哲学」が今でも生き続けていて感慨深いです。
まとめ
TTCを利用する人は
・車を駐車場に停めてMKやエプコットに行く人
・MKからモノレールでエプコットへ行く人
・オフサイトホテルに宿泊し、バスでMKかエプコットへ来る人
・フェリーボートに乗ってみたい人
と、かなり限定されます。
オフィシャルホテルに宿泊する人、アニマル・キングダム、ハリウッド・スタジオ、ディズニー・スプリングスなどからMKへ移動する人は、バスやタクシー・ウーバー・リフトで直接MK入口に乗りつけることが可能です。
今回はTTCの説明だけになりました。
次回はモノレールについてです。
フェリーボートについてはこちらです👇