ウォルト・ディズニー・ワールド パーク内の移動 フェリーボート編

Walt Disney World Ferry boat Walt Disney World
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パーク内の移動手段 フェリーボート編

ウォルト・ディズニー・ワールドのパーク内を、効率良く回るための移動手段をご紹介しています。

モノレール編はこちらです👇

マジックキングダム(MK)とトランスポーテーション&チケットセンター(TTC)を結ぶフェリーボート。セブンシーズ・ラグーンを横断します。
こちらも、もちろん無料で乗車できます。
ウォルトが、パークのアトラクションの位置づけで構想されたフェリーボートです。
TTCについて書いた記事に、ウォルトの想いを詳しく書きました👇

3艘そうのフェリーボート

比較的空いている日は1艘で運航、混雑時は、3艘で運航します。(約5~10分間隔 )

・長さは約36m、幅は約10m。
・キャタピラーエンジンを2基搭載。1基あたりの出力は最大で400馬力。

ディズニー・ウォタークラフト部で訓練を受けたキャストメンバー(キャプテン)が操縦しています。

事故からの教訓で新たに変更された点


2021年7月16日の午前中「 GENERAL JOE POTTER ジョー・ポッター大将号 」が、MKの船着き場に衝突し4人のゲストが軽傷を訴え、1人が病院に搬送される事故が起きました。

引用 https://wdwnt.com/2021/07/breaking-ferryboat-involved-in-crash-outside-magic-kingdom/

浮力があるフェリーボートは、船着き場に近づくときドックにぶつかり揺れが生じ、足元がふらつく可能性もあります。フェリーが完全に停泊するまでは、アッパーデッキ(2階から)から階段を降りるのは危ないので、ロープを張って立入り禁止にしていますが、中には守らないゲストもいるようです。

実際に事故が起きてしまい、ディズニー側は対策を講じます。

アッパーデッキから直接ドックに降りられるように改良されたのです。

動画で見てもらったほうがわかりやすいと思います👇

Upper Deck on Ferry Boats Now Unloading Guests At Magic Kingdom WDW News Today

従来の出口に加え、出口が 2カ所に 増えたのは良いことだと思います。
階段があるので、車椅子やベビーカーご利用以外の方専用ですね。

所要時間はどのくらい

約10~12分 出発・移動中・停泊を含めた所要時間です。

MK 開園時間の45分前~閉園後の45分まで。(変動あり)
夜遅い時間に搭乗すると驚くほど空いている場合が多いとの情報ありです。

フェリーボートの収容人数・マスク着用の有無

最大収容人数は600名です。
2021年6月に新型ウイルスによる、人数制限の解除されてマックスの600人まで収容できるようになりました。
また、マスクの着用義務は解除されました。理由は、フェリーは屋外と同じ扱いだからです。
※モノレールやバスなどの交通機関では、マスクの着用義務はあります。

フェリーボートの名前の由来は

それぞれのフェリーボートには、名前の由来になった方の肖像画が飾ってあります。

RICHARD F. IRVINE リチャード・F・アーヴァイン号
→ 船体の側面と操舵室パネルは赤色で、1本の赤い煙突が目印。

ADMIRAL JOE FOWLER ジョー・ファウラ提督ていとく
→船体の側面と操舵室パネルは緑色で、1本の緑の煙突が目印。

GENERAL JOE POTTER ジョー・ポッター大将号
→ 船体の側面と操舵室パネルは青色で、2本の青い煙突が目印。
(※2023年緑色に塗り替えられました)

RICHARD F. IRVINE (リチャード・F・アーヴァイン号 )

フェリーボートに飾られる リチャード・F・アーヴァイン氏の肖像画には、このように記してあります👇

リチャード・F・アーヴァインは、1943年にアートディレクターとしてディズニーに入社しました。その10年後には、ディズニーランドの企画・開発を担当したデザイナー・アーティスト・建築家・エンジニアの組織であるWEDエンタープライズ(現 ウォルト・ディズニー・イマジニアリング)のオリジナルメンバーのひとりとなりました。
その後1973年に引退するまで、WEDエンタープライズの代表としてウォルト・ディズニー・ワールドのデザインを指揮しました。
このボートは、彼に敬意を表して命名されました。(ざっくり日本語訳)

ADMIRAL JOE FOWLER (ジョー・ファウラ提督ていとく号 )

フェリーボートに飾られる ジョー・ファウラ氏の肖像画には、このように記してあります👇

アメリカ海軍に32年間勤務された ジョセフ・W・ファウラー提督は、1954年にウォルト・ディズニー本人から引退を勧められ、ディズニーランドの建設を監督することになりました。
その後10年間、ファウラー氏はディズニーランドのマネージャーを務めましたが、ロイ・ディズニーからウォルト・ディズニー・ワールドの建設指揮を任され、引退するまで務めました。
このボートは、彼に敬意を表して命名されました。(ざっくり日本語訳)

GENERAL JOE POTTER (ジョー・ポッター大将号 )

フェリーボートに飾られる ジョー・ポッター氏の肖像画には、このように記してあります👇

ウィリアム・E・” ジョー” ・ポッター大将は、アメリカ陸軍に38年間在籍し、パナマ運河地帯の政府を務めた後、1965年にウォルト・ディズニー本人に採用され、ウォルト・ディズニー・ワールドのインフラ設備を指揮しました。
当時としては画期的な技術を用いました。
ウォルト・ディズニー・ワールド開園後、副社長に就任し、1974年に引退しました。
このボートは、彼に敬意を表して命名されました。(ざっくり日本語訳)

JOE POTTER

ジョー・ポッター氏の ざっと簡単な紹介です。

ジョー・ポッターは大将でありながら、天才的なエンジニアでした。
1964年ニューヨーク博覧会でウォルトと運命的な出会いをします。
ウォルトは、彼が過去におこなってきた実績を踏まえ、彼にウォルト・ディズニー・ワールドの建築監督を任せたのです。
沼地であったWDWの土地を、どのように管理するのか、ジョー・ポッターの手腕が試されました。当時画期的であった、地下ユーティリティと下水道、電力、水処理施設などWDWのインフラ設備を指揮しました。
今でも、地下の排水路は「Joe’s ditches (ジョーの側溝)」と呼ばれています。

ウォルトの亡き後も、WDWの建設や運営、地域社会との連絡役に全力を尽くす姿を見て人々は、「Mr.Disney (ミスター・ディズニー)」と呼ぶようになりました。
1988年、しくもウォルトの誕生日の12月5日にこの世を去りました。

ウォルト・ディズニー・アトラクション元社長のディック・ヌニスはこう言ってます。
「彼はウォルト・ディズニーがとても気に入っていた人物です。彼がいなければ、今のウォルト・ディズニー・ワールドは存在していなかったでしょう。」

引用 ttps://en.wikipedia.org/wiki/William_Everett_Potter

ジョー・ポッターが考案した「Joe’s ditches (ジョーの側溝)」について動画にまとめました👇

動画で雰囲気を確認してみましょう

TTCとMKの往復をした動画です。

ADMIRAL JOE FOWLER ( ジョー・ファウラ提督ていとく号 )でTTCからMKへ。そしてMKからTTCへ。
この日は3艘で運航していたので、すべてのフェリーボートがばっちり映されています👇

Magic Kingdom Ferry Boat Complete Ride Experience in 4K | Walt Disney World Orlando Florida 2021 4K WDW

2021年3月5日の9時(行き)と11時半(帰り)に撮られた映像で、比較的空いていますね。

約10分間のフェリーボート旅ですが、景色を見るのも良いですが、肖像画を見たり、内部の細部にまで目を配ってみるのもおすすめです。
天気の良い日は、モノレールより開放感が楽しめて気分が良さそうです。

フェリーボートを下車してMKまで歩くと気づくこと

フェリーボートまたはモノレールを下車して、ほとんどのゲストはMKの正面入口まで歩きますよね。
すると、地面が坂になっていて登っていることに気がつくと思います。
そう。これは世界中どこのディズニーパークにもない、不思議な感覚が味わえる唯一の場所なのです。

MKはそうは見えないけれど、実は2階にあるパークなのです。
ゲストには見えない地下(実は1階)が存在しています。
本当は、2階だけど地上扱いの摩訶不思議なパーク。

その不思議な話はこちらの記事でどうぞ👇

MK正面入口を歩くときは、「ゆるやかな坂」をご自分の足で感じてみてください。
かつてウォルトと共に、ジョー・ポッター氏が指揮を執り「Joe’s ditches (ジョーの側溝)」と呼ばれるものが、この地面の下にあることを。
この下には1階だけど、地下扱いのキャストメンバー専用空間があるのだなと。

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