マジックキングダム花火ショー　Happily Ever After 第５章 Adversity – 逆境・戦い

ウォルトの名言
ドラゴン・キャノン
インクレディブルファミリーの活躍
海の魔女アースラ登場
シンバVS.スカー　命をかけた戦い
クライマックスへ向けて激しさを増す戦い
メタファー（たとえ）としてのヴィランズ
憎めないヴィランズ

ウォルトの名言

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魔法のランプから煙が上がり、アラジンと魔法のランプのアラジンが、

「ムーラン」のインストルメンタルが流れ、シンデレラ城が戦いの場へ。
先ほどの幸せ満載のシーンから一変します。

バルコニーに「ムーラン」の皇帝が現れ、こう言います。

The flower that blooms in adversity is the most rare and beautiful of all.
by The Emperor from Mulan

ざっくり日本語訳

「逆境で咲く花は、最も貴重で美しいものだ」
ムーラン皇帝

このセリフ、映画の中で皇帝がムーランに伝えたセリフとして有名ですよね。
でも実はウォルト自身による名言から引用しているのです！
ウォルトが人生で逆境を経験し、そこから生まれたセリフだと想うと考え深いです。

ドラゴン・キャノン

曲は「アナと雪の女王」の♫ オオカミだ！
徐々に緊迫感が増してきます。

タレットに「ムーラン」のヴィランズのシャン・ユーが松明たいまつを持ってムーランの動向を不気味に伺うかがっています。
ムーランは父の軍服を着て、大砲に守護龍のムーシューの炎で火をつけた”ドラゴンキャノン“をシャン・ユーに向けて放ちます。
その炎は花火と連動しているところにも注目👇

インクレディブルファミリーの活躍

「Mr. インクレディブル」のシンドロームがレーザービームを放ちお城の壁を破壊。
オムニドロイドとインクレディブルファミリーが激しく戦います。

海の魔女アースラ登場

崩れ落ちたお城に海面が上昇し、雷鳴轟くとどろく荒波の中から「リトル・マーメイド」のアースラが、邪悪な笑いを高らかに発しながら登場。
アースラーのインパクトすご過ぎます！
エリック王子が銛もりをアースラの左肩へ命中させると、王子は荒波の中へ飛び込み一命を取り留めます。

シンバVS.スカー　命をかけた戦い

場面は「ライオン・キング」のシンバとスカーが激しく戦うシーンに
炎が燃え上がり、大きな影となって二匹の命をかけた戦いを映します。

崖の下ではハイエナたちが敗者の命を狙っています👇

クライマックスへ向けて激しさを増す戦い

曲は「ライオン・キング」♫ ヌーの暴走　　♫ 命をかけて

「アラジン」のアラジンが蛇に変身したジャファーと剣で戦う
「メリダとおそろしの森」のメリダは愛馬アンガスに乗り弓を射り、森を駆け抜ける
「眠りの森の美女」のドラゴンに変身したマレフィセントが激しく火噴きフィリップ王子と戦う

曲は「パイレーツ・オブ・カリビアン」の♫ 彼こそが海賊のインストルメンタル

「パイレーツ・オブ・カリビアン」の決闘シーン
「アラジン」のアラジンの戦うシルエット
「Ｍｒ．インクレディブル」のインクレディブルファミリーのシルエット

クライマックスへ向かうにつれ、赤や黄色の花火の色彩の毒々しさがサーチライと音楽とに融合し、スモークがたかれ手に汗握るようなハラハラ・ドキドキさせられ心拍数が上がる怒濤の展開が続き、戦いのシーンを一層激しく見せてくれました。

この章だけは、音楽がインストルメンタルのみ。
それも恐怖心をあおり、見事に効果がある演出だと思いました。

そして最後は、「眠れる森の美女」のフィリップ王子がドラゴンになったマレフィセントに
立ち向かい剣を投げつけたところマレフィセントドラゴンに命中しやっつけます
そして数々の戦いを鎮めるかのように静かに雨が降ります
破壊されたお城が痛々しく映り、どれだけ戦いが激しかったかを物語り、この章は終わります

メタファー（たとえ）としてのヴィランズ

ヴィランズ（悪者たち）＝自分自身の弱いところ

キャラクターたちは映画の中のヴィランズと戦い勝利をおさめ、
大切な人や物を守るという役目を背負って物語が進んでいました。

前に進むことを邪魔するなにかが自分自身の中にあるのなら、
それに打ち勝つ強い意思を持ち一歩一歩前に進んでいけば、いつか夢や希望を叶えられ、なりたい自分になれるんだと、キャラクターたちが教えてくれているのではないかと思います。

人生に試練はつきもの。
光があれば影もある　善と悪は表裏一体。
なにが正しくてなにが間違っているかの判断を繰り返しながら、そうやって成長していけばいい。

弱いところがあってもいい。
落ち込むことがあるのは当たり前。
どうしようもなく太刀打ちできないことがあったら、
時には友達や仲間、家族や恋人の助けてもらうのもいい。
そうやって生きていってもいいんだよ、とメッセージを込めて作られているように感じました。
そういう意味では、ヴィランズも、なくてはならない存在なのでしょう。

リンク

憎めないヴィランズ

Fa Mulan・Mushu & Shan Yu from “Mulan”–「ムーラン」のファ・ムーランとムーシューとシャン・ユー
Syndrome・Omnidoroid & Incredible Family “The Incredible”–「Ｍｒ．インクレディブル」のシンドロームとオムニドロイドとインクレディブルファミリー
Ursula & Eric from “The Little Mermaid”–「リトル・マーメイド」のアースラとエリック王子
Simba & Scar from “The Lion King”–「ライオン・キング」のシンバとスカー
Aladdin & Jafar the Serpent from “Aladdin”–「アラジン」のアラジンと蛇になったジャファー
Merida from “Brave”–「メリダとおそろしの森」のメリダ
Philip & Maleficent the dragon from “Sleeping Beauty”–「眠れる森の美女」のマレフィセントドラゴンとフィリップ王子
Jack Sparrow & Pirate(which ones) from “Pirates of the Caribbean”–「パイレーツ・オブ・カリビアン」