ディズニースプリングスのサバンナ・ビー・カンパニー
ディズニー・スプリングスの『サバンナ・ビー・カンパニー』は、2016年5月にオープンしました。
最初は、キオスク形態でした👇
人気が出たため 約1年後の2017年9月18日、実店舗へ移転。
真ん中のお店です👇
『サバンナ・ビー・カンパニー』の店名から分かるように、ショップ内はハチミツだらけ。
ハチミツをテーマにした製品を、たくさん取り揃えています。
・特別なハチミツ
・生のハチミツ
・ホイップハチミツ
・衣服
・ボディケア品(髪、手、顔、唇)
・書籍
・ろうそく
・ギフトセット などなど。
世界中から集められたハチミツの試食ができます。
オレンジブロッサム・ラベンダー・ローズマリーなど、約10種類の試食が可能です。
2020年以前は、ハチミツの試食はセルフで自由にできていました。
そんなに広くない店内ですが、ハチミツ好きにはたまらない品が揃っています。
ハチミツの醸造酒(ミード)の試飲
また、10ドルで『Mead(ミード)』の試飲ができます。
※21歳以上でIDの提示が必要。
『Mead(ミード)』とは👇
「ミード (Mead) 」は、日本ではお酒にかなり詳しい方以外ほとんど知られていません。
引用 日本ミード協会
西洋ではたびたび神話や歴史物語、詩にも登場してくる伝統的で神秘的なお酒です。(中略)
蜂蜜と水と酵母菌を発酵させてできあがる「醸造酒」(中略)
アルコール度数はワイン並みで、すっきりした風味のドライタイプから濃厚な甘口、そしてシャンペンのようなスパークリングまでバラエティーに富んだテイストが楽しめます。
見た目や風味も白ワインによく似ていますが、口の中に広がる味わいとその酔い方は全く別物と言って良いでしょう。
『Mead(ミード)』の歴史👇
14000年以上前に人類が出会った「最古の酒」といわれています。(中略)
引用 日本ミード協会
喉の渇いた狩人が、ひっくり返って水の溜まったミツバチの巣を見つけ、その水を飲んだところ、味わったことのないおいしさとともに、とても気分が良くなったと言われています。(中略)
古代において蜂蜜はその防腐作用から、塩と並んで「再生をつかさどる神聖な物質」とされていました。
『Mead(ミード)』の語源👇
ギリシャ神話におけるメデア(Medea)はサンスクリットのmedha(女性の知恵)を語源とし、「知恵の蜂蜜酒」(Mead of Medea)を意味します。
引用 日本ミード協会
北欧神話には薬効があるとされるハーブやスパイスを入れたメソグリン(Metheglin)という種類のミードがあります。
薬を英語でMedicineと言いますが、この語源にも関わっていると考えられています。
試飲の様子👇
こちらはドイツ産で、自然な甘さが特長の『Mead(ミード)』👇
約2分の動画でサクッと、店内の様子が見られます👇
創業者のテッド氏
『サバンナ・ビー・カンパニー』の創設者、社長、養蜂家長であるテッド・デナード氏。
ジョージア州沿岸で育った彼がミツバチとハチミツの不思議な世界に足を踏み入れたのは、養蜂を生きがいとしていた年配の養蜂家、ロイ・ハイタワー氏がきっかけでした。
・1999年、友人がジョージア州サバンナに店を開き、テッド氏の Tupelo Honey(テュペロ・ハニー)を販売。
・2002年、Savannah Bee Companyが正式に誕生。
※テュペロ・ハニーとは・・・フロリダ州とジョージア州の湿地帯の樹木(ホワイト・テュペロ)花の蜜。養蜂家はイカダに巣箱を置き開花を待ちます。雨が降り続けた年は、ハチミツは採取できないとても貴重なハチミツ。寒い冬場でも、ハチミツ特有の結晶化がしにくいのが特徴です。
栄養が詰まった国産生ハチミツ👇
テッド氏は現在もミツバチの世界を広げ、新しいミツバチ製品を市場に送り出すことに専念しています。私生活では、家族とサーフィンをこよなく愛しています。
テッド氏とお子さんたち👇
テッド氏からのメッセージ👇
サバンナ・ビー・カンパニーはアメリカに14 店舗
ホームページ上より、抜粋します。
サバンナ・ビー・カンパニーでは、ミツバチは私たちの情熱です。(中略)
生態系に不可欠な存在であり、進化する世界において多くの脅威に直面しているミツバチは、私たちの助けを必要としています。
ミツバチの巣箱を作る、農薬を避ける、多様な花の種を植える、地元の養蜂家を支援するなど、大小さまざまな行動が、ミツバチとその未来に良い影響を与えることができるのです。
20年間で、アリゾナ州、コロラド州、ジョージア州、サウスカロライナ州、テネシー州、フロリダ州に14店舗の実店舗を構えています。
Bee Cause Project(ビー・コーズ・プロジェクト)
サバンナ・ビー・カンパニーは、2013年『Bee Cause Project(ビー・コーズ・プロジェクト)』の設立を支援する活動もしています。
『Because』を『Bee Cause』に変えたダジャレ英語ですね。
ビー・コーズ・プロジェクトは、世界中の学校にミツバチの巣箱を設置する非営利団体です。
次の世代の子ども達がミツバチのことを理解し、関わり、学ぶ機会を提供。
そして、自然環境とつながりながら『STEAM教育』を身につけることを使命としています。
STEAM教育とは👇
・Science(科学)
・Technology(技術)
・Engineering(工学)
・Art(芸術)
・Mathematics(数学)
の5科目に力を注ぎ、活動するために必要な「21世紀型のスキル」を養い身につける教育のこと。
現在までに、Bee Cause Projectは全米50州、世界4カ国、330校に巣箱を提供しています。
寄付も募っています👇
お土産にもOK
海外から、ハチミツって持ち込みはOKなの?と気になりますよね。
答えは、問題なしです!
加工品扱いになるので、生ハチミツだろうが、プロポリスであろうが、ビーポレンであろうが大丈夫。
ただし、ハニーコムのような蜂の巣の場合はちょっと注意が必要です。
蜂の死骸が交じっている可能性があるので、その商品自体は検疫対象になるようです。
ハニーコムについて
サバンナ・ビー・カンパニーの生のアカシアハニカムは、色が信じられないほど透明に近く、見た目も美しく、マイルドな甘さが魅力です。
六角形の細胞は『ハニカム構造』と呼ばれ、その壁はわずか「0.0583㎜」しかありません。
左下の写真がアカシアの『ハニカム』
ハンガリー産です👇
日本への持ち込みが検疫対象になるかもしれませんが、こちらなら心配ないです👇
ビー・ポーレン
抗酸化作用が高く、免疫力強化に役立つビー・ポーレン(蜂花粉)。
サバンナ・ビー・カンパニーのビー・ポーレンは世界最高峰といわれるスペイン産のものです。
1日あたりティースプーン1/2杯から始め、
1~2杯に徐々に増やしていくのがよいそうです。
サラダ、ヨーグルト、アイスクリームに入れて食べると美味しい!
国内で購入できるビー・ポーレンはこちらです👇
ハチの豆知識
サバンナ・ビー・カンパニーのブログに書いてあるミツバチの豆知識をご紹介します。
ミツバチの驚くべき事実について👇
・ミツバチは生まれながらにしてハチミツの作り方を知っているわけではなく、若いミツバチは経験豊富なミツバチに作り方を教えてもらう。
・働きバチの中には、育児バチもいます。彼らの仕事は、幼虫にエサを与えること。
・ミツバチは、巣箱から1回の採取飛行で 50〜100個の花を訪れる。
・ミツバチは約0.5gのハチミツを作るために、2,500,000もの花を訪れる。
・ミツバチの巣は、約450gのハチミツを作るために 約878,500kmも飛行する。
・1つのミツバチコロニー(群れ)は、年間約27~45kgの蜂蜜を生産することができる。
・平均的な働きバチは、生涯でスプーン小さじ1/12杯程度のハチミツしか作らない。
・ハチミツ採取のピーク時は、巣箱には 約5万匹のミツバチが生息している。
・ミツバチが世界中を飛び回るには、約28gのハチミツが必要。
・ハチミツはミツバチの主要な食料。ミツバチが花や花の蜜をせっせと集めるのは、冬の間、コロニーのために十分な食料を蓄えるため。蜜はミツバチによってハチミツに変換され、ワックスハニカムの中に保存される。
・女王バチは夏の間、1日あたり約1,000〜1,500個の卵を産む。
・ミツバチのコロニーには独特のにおいがある。仲間以外のハチが侵入しないよう、コロニーの入口で守衛バチがにおいを識別する。
ミツバチの生態について👇
・ミツバチの羽は4枚。
・ミツバチの目は5つ。
・ミツバチの羽は1分間に11,400回ストロークし、独特の羽音を出す。
・ミツバチは時速 約19kmで飛行する。
・ミツバチは “踊る “ことでコミュニケーションを取る。
・1日に5~8時間の睡眠を取る。
・ミツバチは雨の中では飛べない。
冬の時期のミツバチの生態について👇
・小さなミツバチのコロニーが、越冬するためには 約16kgのハチミツが必要。
・寒い冬になると、ミツバチは掃除をするに巣箱を出る。意外と潔癖症。
・冬に備えて、メスのハチは、オスのハチを巣から追い出し食料を節約する。
・働きバチの寿命は6週間だが、越冬バチの寿命は最長6ヶ月。
・越冬中ミツバチは、女王バチの周りに群れを形成し、温度を常に 約26℃に保っている。
秋になると、ミツバチはカボチャに受粉します👇
ウォルトディズニーワールドとハチミツの関係
以前の記事で取り上げた、ウォルト・ディズニー・ワールド内のグランド・フロディアン・リゾートの『ジンジャーブレッドハウス』
世界中で、ミツバチの個体数が減少している中、ディズニーは敷地内にあるミツバチに優しい庭を通じて、より多くの生息地と資源を提供するとこを使命としています。
(中略)
エサを見つけるのが難しい冬の時期に、ミツバチを助け、個体数の減少を食い止めることにも役立っています。
気温の低い冬は、ミツバチにとって厳しい季節です。
その問題を10年以上に渡り、手助けしている活動をまとめました👇
乳児ボツリヌス菌とアナフィラキシーショックについて
ハチミツは免疫システムを整えたり、抗酸化物質でもあり、エネルギーを高め、健康を促進する素晴らしい食品です。
乳児ボツリヌス菌について
しかし、ハチミツを赤ちゃんに与えるときは注意が必要です。
ハチミツににはボツリヌス菌が含まれています。
大人は、腸内環境が整っているのでボツリヌス菌に対する耐性がありますが、1歳未満の赤ちゃんはまだ腸内細菌の環境が整っていないので絶対に与えてはダメです。
1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。
1. 1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。
厚生労働省のHPより
アナフィラキシーショックについて
大人も注意が必要な場合もあります。
アレルギーがある方は、アナフィラキシーショックを起こすこともあるかもしれません。
詳しい解説はこちらのHPで⇒ハチミツにアレルギーなどはありますか?
しかし、花粉症には生ハチミツ(非加熱)に豊富に含まれるポリフェノールが、ヒスタミンの放出を抑える作用で症状が軽くなることもあります。
心配な方は、アレルギー検査をした方がいいかもしれません。
ミツバチの成分が、パワフルでナチュラルなセルフケア効果をもたらしてくれることをご存知ですか?
風邪やインフルエンザの流行する季節が近づいてきましたので、この機会にぜひ当社のウェルネス製品をお試しください。
BEE Healthy!
生ハチミツのすごい効能は21個も!👇
消費期限がないので、最高の保存食にも
アレルギーの心配がない方へ。
これから来るかもしれない食糧難、または災害時の備蓄に生ハチミツを何個か常備しておくと良いかもしれません。
消費期限がないのがポイントです。
気温が低くなると結晶化しますが、そのまま食べても全然問題ないです。
先ほど上げたゲランドの塩 ル ゲランデ(Le Guérandais)は、料理の味が決まります。
塩田での手作業による収穫(古代製法)で、賞味期限がありません👇
WDW旅行の際は
WDWに遊びに行くときは、ぜひ初日にディズニー・スプリングスへのサバンナ・ビー・カンパニーへ足を運び、ハチミツ製品を買うことをおすすめします。
野菜不足などでビタミン類が足りず、口内炎を発症したり、帰国後に免疫力の低下が心配になります。また、旅行中はずっと歩くので、足がかなり疲れます。
だからこそ、ハチミツパワーが必要だと思います。
地産地消の観点から、フロリダ産のハチミツで、身体のメンテナンスをしましょう。
フロリダ産のオレンジブロッサムハニーは、ほのかな柑橘系の香りと強い甘さが特徴。
一口食べれば、「満開の太陽に照らされた、木立の中にいるような気分」になるそうです👇
サバンナ・ビー・カンパニーは、ミツバチ、養蜂、蜂蜜に対する私の情熱から生まれました。
私たちの蜂蜜は35年に渡り、地元と世界で最高のものを探し続けてきた集大成です。
私たちの美容製品は、ミツバチの巣の貴重な成分であるミツロウ、ローヤルゼリー、プロポリス、そしてハチミツから得られる効果を実感していただけるでしょう。