ハットボックスゴーストがマジックキングダムにやって来た!
2022年9月、WDWホーンテッドマンションに『Hatbox Ghost(ハットボックス・ゴースト)が登場すると公式発表があってから1年2ヶ月。
待ちました。ようやく11月30日に「彼」がやって来たのです!
ハットボックスゴーストについての詳しい解説はこちら👇
場所は『エンドレス・ホールウェイ(どこまでも続く廊下)』の隣。
これまでは、この椅子が置かれていました。
椅子は『書斎』に移動しています👇
2015年アナハイムのディズニーランド60周年記念のときに登場した『ハットボックスゴースト』は、屋根裏部屋のバルコニーにいます。
同じ場所にしなかったのですね。
右手にステッキ・左手に帽子の箱を掲げる姿と、頭部が消えて箱に入り、また戻るトリックは同じです👇
上記の写真は、ハットボックスゴーストのトリックが最高にわかりやすいですが、動画で見たい方はこちらで確認してみてください👇
ちょうど『ハットボックスゴースト』の前でドゥームバギーが止まり、トリックがゆっくりと2回も見られます!嬉しい偶然に感謝!
公式の説明文👇
エンドレス・ホールウェイの隣に、暗闇のもと、コバルトブルーのガラス張りのドアからハットボックスゴーストが出現。
Disney Parks Blogより(ざっくり日本語訳)
ハットボックス(帽子箱)と荷物の積まれたカートの行く手には、ぬかるんだ足跡が残されている。
月とほのかに光るランタンに照らされ、ゲストはハットボックスゴーストと対面。
彼はトリックを見せつけ、ゲストを怖がらせることによって喜びを感じ、不敵な笑みを浮かべているのです。
あの邪悪で不気味な表情は、ゲストを怖がらせている高揚感からきていたのですね。
新たに登場したゴーストなので、「999人目」+1で、もしかしたら「1000人目」のゴースト?と疑問が湧きますが、違います。
『ハットボックスゴースト』はもうすでに、ホーンテッドマンションに存在していました。
『Hall of Doors(扉の回廊)』にハットボックスゴーストの肖像画が飾ってあります。
それなので、ゴーストの数は999人のまま。あなたが1000人目かも?の設定は変わりません。
誰かに似てる??
ハットボックスゴーストの顔は、どこかで見た覚えがありませんか?
ピンと来た方、正解です。
彼の顔の型は、『ヒッチハイキング・ゴースト』の「エズラ」と同じ型を使用しているのです。
真ん中の帽子を取ってポーズを取っているのが「エズラ」👇
と言うことは、ハットボックスゴーストも帽子を脱いだら頭頂部の髪の毛はないのでしょうね。勝手にフサフサでボサボサの髪型をイメージしてました😁
もうひとつのサプライズ
あまり話題になっていませんが、実はもうひとつサプライズがありました。
2023年11月中旬 『屋根裏部屋』に新たな仕掛けが作られていたのです。
イマジニア ローリー・クランプが考え出した『Candle Man (ロウソク男)』👇
よく目を凝らして見ないと分からない場所なので要注意。
『屋根裏部屋』のプレートアーマー(鎧)近くのテーブルの上です。
アナハイムのディズニーランドにも!
ホリデーシーズンは、東京ディズニーランドと同様「ホリデーナイトメア」仕様👇
小さいのでじっくり目を皿のようにして見ていないと、なかなか気がつかないようです。
奇才のイマジニア ローリー・クランプ
この『キャンドルマン』はイマジニアのRolly Crump(ローリー・クランプ)が考え出したアイディアを形にしたもの。
ディズニーレジェンドのローリー・クランプ(ミッキーの隣)👇
「ホーンテッドマンション」や「魅惑のチキルーム」などのアトラクションを手がけました。
👆名前の表示がROLAND F. CRUMPだと気がつきましたか?
本名はROLAND(ローランド)です。
ウォルトがRolly(ローリー)と呼んだことから、皆からもローリー・クランプと呼ばれるようになったそうです。
ホーンテッドマンション制作裏話
ローリー・クランプは、イマジニア仲間たちと『ホーンテッドマンション』のアトラクションのアイディアを持ち寄り、ウォルトにプレゼンします。
ローリーは100個以上のアイディアを思いつき、厳選してスケッチにまとめました。
『ホーンテッドマンション』を従来から存在する怖いだけの「お化け屋敷」ではなく、奇妙な雰囲気溢れる「お化け屋敷」に仕立て上げたかったのです。
「ロウソク男」👇
ウォルトは、ローリーのコンセプトを気に入ります。
『ホーンテッドマンション』の玄関(入口)に、「奇妙な」ものだけを集めたミュージアムを作ったら面白いじゃないか、と考えていました。
その名も『Museum of the Weird(奇妙な博物館)』
残念ながら『Museum of the Weird(奇妙な博物館)』はお蔵入りに。
しかしローリーのアイディアは、『ホーンテッドマンション』に多数取り入れられています。
この椅子もそうです👇
このギャグはもともと、実現しなかった「奇妙な博物館」のためにロリー・クランプが作ったものなのです!
2023年3月12日 ローリー・クランプは93歳でこの世を去りました。
ウォルトと同じ時代を生きた方が居なくなるのは、寂しいかぎりです。
感想
ウォルトディズニーの残した有名な言葉に、
”It’s been said that grow as long as there is imagination left in the world.
Disneyland will never be completed.”
世界に創造する力が残っている限り(ディズニーランドは)成長し続けていくだろう。そして、決して完成することはないだろう。(ざっくり翻訳)
が、あります。
その他の名言はこちらの記事でどうぞ👇
少しずつ成長、進化し続けることが大事だと、生前語っていました。
その言葉を忠実に守っているのが、イマジニアのみなさんです。
素晴らしい体験をさせてくださりありがとうございます。
もちろん大人の事情があることは承知の上ですが、ワクワクできるものをどんどん追加していって欲しいです。
今回の『ハットボックスゴースト』と『ロウソク男』の追加は、ノスタルジックを感じさせるもので、ウォルトが生きていた時代を思い出させてくれると同時に、その時代と繋がれた気がしました。
引用 https://disneyparks.disney.go.com/blog/2023/11/hatbox-ghost-materializes-at-the-haunted-mansion-at-walt-disney-world/
https://disneyparks.disney.go.com/blog/2023/09/youre-invited-disney-parks-unveils-future-projects-surprises-at-destination-d23/
https://www.disneyfoodblog.com/2023/11/17/only-haunted-mansion-experts-will-recognize-this-secret-new-magic-kingdom-addition/