日本未公開作品「Rascal(ラスカル)」の紹介の続き
その1では、ディズニー映画の「Rascal(ラスカル)」とスターリング・ノースの小説「Rascal, A Memoir Of A Better Era(はるかなるわがラスカル)との比較などを書きました。
その記事はこちらです👇

今回は日本のアニメーション」の「あらいぐまラスカル」について書いていきます。
ディズニー映画とはあまり関係ないかもしれませんが・・・。
最近のラスカルといえば
最近ではレストランの「COCO’S」とコラボしていたり、LINEスタンプになったり、かわいいキャラクターとして定着していますね。

確かにかわいいです👇
2021年の東京五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得し、日本史上最年少メダリストになった西矢椛さんと銅メダルを獲得した中山楓奈さんが「あらいぐまラスカル」のテーマ曲が好きと試合前に盛り上がっツイッターで盛り上がっているのを見ました。
さっそくコラボしてました😊
1977年1月から始まったテレビアニメのテーマ曲で盛り上がるとは。
昭和世代しかアニメーションを知らないと思っていたので意外でした。
今でも口ずさめるほど、私もあの曲好きです。
「かみさまありがとう」「ぼくにともだちをくれて」のところはジーンときて泣けてきます。
日本未公開のディズニー映画「Rascal (ラスカル)」その1を読んでいただければわかると思いますが、作者のスターリングが実際に経験した悲しい家族との思い出を知るとより理解が深まります。
スターリンがまだ小学生の時に母が亡くなってしまうことや、第一次世界大戦で兄が戦地に赴いてしまうとか、姉たちも成人して家を出て行ってしまうなど、家族が次々と自分の元を離れていくさみしさを埋めてくれるラスカルという存在ができた喜びを表していると思うと、良い歌詞だなと思えるのです。
テーマ曲と第1話が見られます👇
第一次世界大戦やスペイン風邪がアメリカで流行した頃の、約100年前の話なのですね。
主人公のスターリングの声が、優しくて心地よかった記憶が蘇ってきました。
日本のアニメを見ていた当時の子どもたちはみんな、どんなにラスカルがイタズラしてもかわいくて飼いたいと思っていたことでしょう。
世界名作劇場のアニメーション全52話の簡単なあらすじは、こちらのブログで読めますよ👇
さいごに
この記事を書いていたり、第1話を見ていたら久しぶりに世界名作劇場「あらいぐまラスカル」の全話が見たくなりました。
実際に、当時日本にはいなかったアライグマをたくさん輸入してしまい問題になったと聞いたことがあります。
アライグマって、意外に凶暴なのですよね。
子どもが幼稚園児時に園庭でおこなわれた「ふれ合い動物園」のイベントで見たことがあります。
檻に入れられ、係員がリンゴをあげると、指を噛みつく勢いでリンゴを奪い、洗う仕草も見せずがっついていたのが印象的でした。
「ふれあい動物園」なのに触れ合えないとは・・・。
気性が荒いし、食べ物を洗って食べないなんて「あらいぐまラスカル」と全然違う!とがっかりしました。
キャラクターのラスカルの人気があるのは、猛獣の熊をぬいぐるみのテディベアとしてかわいいと思うのと同じ原理なのでしょう。
ディズニー映画の「Rascal (ラスカル)」は実写版なので本物のアライグマとの触れ合いが見られます。
どうやって、気性の荒いアライグマを調教したのか気になります。
撮影中に噛まれたりしなかったのかなとか。
そういう面も含めてじっくり見てみたいです。
ブルーレイディスクで発売されたり、ディズニープラスで見ることが出来るようになるといいなと願っています。