ディズニー・スプリングス チキン・ガイ!について
Chicken Guy!(チキン・ガイ!)は2018年ディズニー・スプリングスに一号店、旗艦店をオープンしました。
ミッキーマウスもテープカットセレモニーに出席。
セレモニーの後、創業者のGuy Fieri (ガイ・フィエリ氏)はお店の商品を味わってもらおうと、様々なメニューのサンプルをゲストに配りました。
セレブリティシェフのガイ・フィエリ氏
Chicken Guy!(チキン・ガイ!)は、セレブリティシェフのGuy Fieri (ガイ・フィエリ)と、プラネット・ハリウッド創業者兼CEOのロバート・アール氏がタッグを組んだ、新しいコンセプトのファスト・カジュアル・レストランです。
「チキン・ガイ」とは、もちろん創業者のガイ・フィエリ氏の名前に由来します。
レストラン経営者、料理本の著者、料理タレント・司会者と様々な顔を持っています。
食、レストランに対する思い入れが強い方で、パンデミックによるレストラン業界を取り巻く状況を憂い、全米レストラン協会教育基金と協力し、Guy Fieri Foundation(ガイ・フィエリ財団)を設立します。
この財団の目的は「食、料理、教育を通じて、地域社会を支援し、活性化し、勇気づける」ことです。
また、失業したレストラン従業員のための資金を2,000万ドル以上をわずか二ヶ月足らずで集めました。(※約22億円 2021年頃のレート)
有名人の地位を存分に生かした社会活動をされています。
また、彼の元気の良さがスタッフにも伝染して、ファストフードの中では、明るくて楽しいとの声が多いです。
共同経営者のロバート・アール氏について
一方 共同経営者のロバート・アール氏は、ディズニー・スプリングス内の、カジュアル・レストランの『Planet Hollywood(プラネット・ハリウッド)』と『Earl of Sandwich(アール・オブ・サンドウィッチ)』も経営しています。
※日本では、舞浜のイクスピアリ に「プラネット・ハリウッド東京店」がありましたが、賃料の支払いで揉め裁判沙汰になり閉店しています。(2009年4月)
EarlEnterprises®(アール・エンタープライズ®)のオーナーのRobert Earl(ロバート・アール氏)は、
レストラン、ホテル、エンターテイメントにおける国際的リーダーです。
現在14のレストランを経営しています。
ディズニー・スプリングスに3店舗もお店を持っているとはすごいです!
作り置きはしません
「プラネット・ハリウッド」の天文台の外観の右側にある「チキンガイ!」。
ファストフード店にありがちな、作り置きはしていません。
出来たての美味しさを味わってもらうために、注文を受けてから調理します。
注文が終わるとベルが渡されます。
待っている間、作っている過程を観察することができて楽しいです。
注文から出来上がりまでが早いのも特徴です。
チキンテンダー
チキンテンダーはサクサクに揚げたもの or グリルしたものが選べます。
バーガーに挟まれているチキンと同じものです。
外はカリッと、中は柔らかくジューシーなチキン。
チキンナゲット感覚で、お子さんにも好評な一品です。
そのチキンテンダーは、抗生物質不使用の鶏肉を使用しています。
歯ごたえを最大限に生かすために手で叩き、冷凍保存をせず毎日新鮮なものだけを取り扱い。
レモン汁、ピクルスの塩水、バターミルクに漬け込み、自家製ブレンドの新鮮なハーブとスパイスで風味付けし、サクサク感を出すために生のパン粉をつけて食感を高めます。
22種類のソース
チキンテンダーを注文すると、2種類のソースが無料でついてきます。
22種類のソースの中から、好きなものを2つ選べます。
22種類ものソースの中から選ばなくてはならないのは、結構難しいです。
もし、他にもソースを試したければ、1個$0.50で追加購入可能です。
すべてガイ・フェリエ氏が考案したものです。
それ故彼は「Boss of Sause(ソースのボス)」の異名を持っています。
Flavortown Frozen Treats(フレーバータウン・フローズン・トリート)
「Flavortown Frozen Treats(フレーバータウン・フローズン・トリート)」はシェイクのようなドリンクの名称です。
ミント好きなので、Triple Double Mint(トリプル・ダブル・ミント)が気になります。
・手作りミントチョコレートソフトクリーム
・砕いたオレオクッキー
・チョコレートミント
・チョコレートシロップ
・フレッシュホイップクリーム
これらを手作業で混ぜ合わせています。
ミント好きの方の意見で高評価だったので、甘いだろうけれど飲んでみたいです。
あと、日本で販売されているオレオクッキーがC国製なので、アメリカ製のオレオであるならば、久しぶりに食べたいのも理由のひとつです。(ノアールで我慢しろって話ですが・・・)
フレーバータウンとは?
フレーバータウンってどこにある街?と思いました。
フレーバータウンとは、ガイ・フィエリ氏が作り上げた架空の街です。
テレビ番組の『Diners, Drive-Ins and Dives』出演中に「ピザ」を指しながら、食べ物に対する独自の認識をこう語ります👇
「このピザは、フレーバータウンのマンホールの蓋のようだよね。」
「ウィリー・ウォンカ(チャーリーとチョコレート工場)は、チョコレートの小川を持ってたよね?
つまりはさ、象徴的な食べ物の瞬間を切り取って、住処を与えているのさ。
どの食べ物もフレーバータウンで生きているってこと。
『The Matrix(マトリックス)』の世界と同じなんだよ。」
「フレーバータウンを信じるなら、フレーバータウンと仲良くなれるのさ。」
「ちょっと何言ってるかわからない」と思われたでしょう。
ガイ・フィエリ氏ツイッターのヘッダーが「Flavortown 」の写真ですし、紹介文に「The Mayor of @flavortown (フレーバータウン市長)」と書いてあります。
お店の名前にも👇「Guy Fieri’s Flavortown Kitchen(フレーバータウン・キッチン)」
2021年開業のデリバリー専門店です。
社会情勢に合わせたスタイルのレストランで、全米各地に約160店舗展開しています。
チキンガイのバーガー($11.99)も注文できます。
※残念ながら閉店しました。
シリーズの中でも、この初期の作品は理解しやすいです。
チョコレートの小川は、最初の当選者のオーガスタスが落ちてしまいます。
この世界は仮想現実
ガイ・フェリエ氏の構想した街の「フレーバータウン」は、映画「マトリックス」の仮想現実の空間に、ウィリー・ウォンカのチョコレート工場のような、理解しがたい現実が広がっている世界観を表したのではないでしょうか。
ガイ氏が市長で、住民はお客様。
ガイ氏が創作したメニューを、お客様は自由に選んで食べる。
食事をするなら、楽しい気持ちになれるような場所を提供するのが市長の仕事なのですね。
とても遊び心のあるガイ氏の発想が、好きになりました。
テスラ社のCEOのイーロン・マスク氏もこう言ってます。
「この世界が仮想空間でない確率は、数十億分の一 と確信している」
この世界は仮想現実だとしたら、自分に制限をかけずに自由に生きる方が絶対に得です。
ガイ・フェリエ氏の考え方を否定するような人間にはならず、頭を柔軟にして、色々なことを受け入れて人生が楽しくなるような人生を送りたいと思いました。
ディズニー・スプリングスの中ではお手頃価格
チキン・ガイ!は、コスパがかなりいいです。
ディズニー・スプリングスで、セットが9.99ドル以下というのはかなりの快挙だと思います。
手軽に、しかも安く食事を済ませたい方にはおすすめです。