ディズニーランドのClub33について 続き
カリフォルニアのディズニーランド内のClub33の記事です。
東京ディズニーランドのClub33の記事ではありません。
まずはこちらのパート1からお読みください👇
パート2では、お酒を飲んだり、ゆっくり食事をする部屋の案内をしていきます。
また、Club33が長年歩んできた歴史も見ていきます。
Le Salon Nouveau(ル・サロン・ヌーヴォー)
Le Salon Nouveau(ル・サロン・ヌーヴォー)
ワインセラーが並ぶ廊下を進むと、カクテルを楽しめるラウンジに到着します。
ダークウッドの材木でまとめられ、ステンドグラスの天井と窓枠など、ゴージャスだけれども暖かみのある空間です。
2014年に改装されたLe Salon Nouveau(ル・サロン・ヌーヴォー)👇
ピアノは自動演奏。YAMAHAのグランドピアノ👇
部屋をデザインしたのは、イマジニアリング・アート・ディレクターのKim Irvine(キム・アーヴァイン氏)。
「プリンセスと魔法のキス」の映画から、インスピレーションを得たそうです。
まるで、ニュー・オーリンズのレストランにいるかのような雰囲気を、ゲストに堪能して欲しいとのことです。
イメージは「Tiana’s Place」👇
時には、素晴らしいジャズバンドの生演奏も楽しめます。
ランチとディナーで音楽が変ります。
Le Grand Salon(ル・グランド・サロン)
カクテルなどを楽しんだ後は、メインダイニングへ移動。
こちらは Le Grand Salon(ル・グランド・サロン)と呼ばれる部屋です。
この部屋は、フランスの19世紀初頭のスタイルを演出。
白い壁とシャンデリア&壁の燭台が、部屋全体を明るく照らします。
壁に飾られた絵画は、ディズニー・アーティストの作品です。
美しい寄木張りのフローリングが特徴的👇
オーディオ・アニマトロニクスのハゲタカ
Club33のオープンの1967~2013年まで、ディナーの最中にとても面白い仕掛けがありました。
アトラクションの『タートル・トーク』を想像してもらうとわかりやすいです。
シャンデリアの中央に隠しマイクを設置し、サウンドルームに隠れているスタッフが、ゲストの会話を拾います。
オーディオ・アニマトロニクスのハゲタカが声に合わせ動き、ゲストの会話に交ざるユーモア溢れるコンセプトがありました。
カリフォルニアのディズニーランド内の Turtle Talk with Crush(タートル・トーク)のオープンが2005年です。
それに先駆けたアトラクションのような体験に驚き、当時のゲストは大いに楽しんだことでしょう。
まだマイクが仕掛けられていた時代の写真👇
これが、その当時のハゲタカ。
リニューアルオープン後は、プライバシー上の観点からマイクは撤去され、会話の盗み聞き?はされておらず、現在は受付のギャラリーゾーンの大きな古時計の上に鎮座しています。
ウォルトが惚れたフランス風エレベーター
現在では、使用されていないエレベーターがClub33にはあります。
こちらは普通のどこにでもあるエレベーターではありません。
ウォルトとリリアン夫妻がニュー・オーリンズへ旅行したときの話です。
フレンチ・クオーター・ホテル内のエレベーターがとても気に入ったウォルト。
購入したいと申し出ますが、ホテル側に断られてしまいます。
イメージ的にはこんな感じ👇
旅行から帰ったウォルトは、イマジニアに同じタイプのエレベーターを作成して欲しい、と頼み込みます。
そして出来上がったのがこちらのエレベーター👇
安全基準を満たしていないので、今はもう動かすことは出来ません。
しかし、中に入って写真撮影は可能です。ウォルトのイニシャルが彫ってあります。
Club33のメニュー
内部の様子を見てきましたが、料理も気になります。
Club33のランチ、以前はブッフェスタイルでした。
現在は、季節ごとに変わるメニューになりました。
ランチメニュー
2022年・お正月特別ランチメニュー👇
ディナーメニュー
ランチタイムに比べ、ディナータイムはメニューが豊富です。
メニュー内容も気になりますが・・・
ギャラリーゾーンに置いてある Mary Poppins(メリー・ポピンズ)で使用された
「白い大理石の豪華なコンソールテーブル」が透けて見えますね👇
コンソールテーブルの比較写真です👇
上の写真が1964年公開のオリジナル版『Mary Poppins』
下の写真がギャラリーゾーン
さいごに
ディズニーランドのClub33について、パート1と2に分けて書いてきました。
現実的には、Club33に入ることは選ばれた人しか入ることは出来ませんが、内部の様子を少しでも感じ取ってもらえたでしょうか?
さいごにご紹介したいものがあります。
Club33が完成する前に亡くなってしまったボスに、想いを馳せた絵画です。
この絵は、Club33に実際に飾られています。
アメリカ河を周遊する蒸気船マークトゥエイン号を横目に、新聞を読みながら飲む朝のコーヒー。
実際にウォルトが生きていたら、と想像して描かれました。
Club33でこのように過ごして欲しかったと、誰もが思うでしょうね。