Walt Disney World リゾートのソーラーパワー

ディズニーワールド近くの州間高速道路沿いの送電塔。 Walt Disney World
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毎日がEarth Day(アース・デー)

毎年、4月22日は「Earth Day アース・デー(地球の日)」です。
地球環境について考える日であります。

ウォルト・ディズニー・ワールドは、年に1日ではなく毎日を「アース・デー」とし、地球の環境を守る活動しています。

その内容は。。。

将来的な長期目標として

・温室効果ガス排出量を正味ゼロにする。
・パークから出る廃棄物をゼロにする。
・水資源を保護し、野生動物の減少を食い止める。
・自生の花や植物を植え、絶滅危惧種の減少を食い止める。
・蝶やミツバチなど、受粉する昆虫が生息しやすい環境(テストガーデン)を作る。
このように様々な取り組みを日々行っています。
10年後には、これらの活動の実を結ぶ日が来るかも知れません。

隠れミッキーの太陽光パネル

こちらは2016年に設置されたミッキーマウスの形をした、太陽光発電システム。
5メガ(5000キロ)ワットの太陽光パネル。
約1,000世帯分の電力を生み出しています。

4万8000枚のソーラーパネル👇

ミッキー型太陽光パネル

場所はエプコット近くにあります。
429号線沿いにあるので車から見ることも可能です。

Solar-Powered Hidden Mickeys
© OpenStreetMap contributors

WDWを訪れる前に、グーグルの航空写真を見てました。
太陽光パネルだと知らなくて、てっきり人工湖だと思っていました。

こちらの人工湖と勘違いしてました👇

Lake Mickey
© OpenStreetMap contributors人工湖は、ちょうどエプコットとマジックキングダムの間に位置します👇
WDWmap
© OpenStreetMap contributors

実際に車中から眺めると、ただの太陽光パネルがズラッと並んでいるだけです。
空中から見ないとミッキーマウスの形だとわかりません。
良く出来ています。まさに「隠れミッキー」ですね。
遊び心を取り入れつつ、環境に配慮している姿勢が素敵です。

広さは約22エーカー。900平米。
ざっくり言うと、ダブルのテニスコートが3個分くらいの感覚ですかね。
結構広いです。

こちらは、WDW近くの国道沿いにあるミッキー型の電線👇

ミッキー型の電線

持続可能な未来に向けて

最近は、日本でも「サステイナブル」と言う単語を良く聞きます。
持続可能な未来を推進していき、地球を守る活動のことです。

WDWでの、こうした活動は、地元の電力会社と協力して進められています。
これらの活動により、地元の雇用も生まれます。
しかも万が一、ハリケーンなど災害に襲われても復旧作業が迅速にできる利点もあります。

2023年までには、太陽光パネルの設置箇所を4カ所に増やし、年間の消費電力の40%にするようです。

また、パーク内で回収されたペットボトルは、リサイクルに回され、
「 Mickey & Co.」のアパレルブランドの製品に生まれ変わります。

「Mickey&Co.」の商品説明欄には、「*この商品は使用済みのペットボトルから作られたREPREVE(R)のリサイクル繊維を使用しています。」と記載されています。

ウォルトの意思を引き継いで

WDWの環境問題プロジェクトは、今に始まったことではありません。
そう、ウォルトが夢見た世界。

Experiment
Prototype
Community
Of
Tomorrow

EPCOT(未来社会の実験的なモデル)を実現しようとしています。

Epic Mickey
Mike
Epic Mickey
Walt Disney

環境や大地の恵みに感謝し、理想の社会を形成する。
まさに、ウォルトの意思を受け継いでいる最中なのです。

世界中のディズニー・パークスの取り組みを簡単に紹介しています👇

引用元 https://www.wdw-magazine.com/new-solar-power-plant-at-walt-disney-world/

ディズニー・コンサベーション・ファンド

ディズニー・コンサベーション・ファンド

こちらのHPには、「温室効果ガス排出量」「ゴミ排出量」「節水」の項目毎に目標に対する実績成果の数値が出ています。(2016~18年度版)
こうして目標を掲げるだけでなく、きちんと成果も公表しているのがすごいところですね。

保護活動について

アニマルキングダムにはたくさんの動物がいます。
たくさんの動物達を見守り育てる活動を日々しています。
それ以外にも、野生動物の保護活動に積極的に力を入れて取り組んでいます。
特に、フロリダ州ではナイルワニ・アメリカワニの種が少なくなってきています。
生息地を健全に保つために、海岸・湖・川の清掃活動に参加したり、節水を心がけるよう呼びかけをして、住民やゲストに対して意識を高める運動もしています。

ワニについての記事はこちら👇

さいごに

フロリダ州オーランドは土地が真っ平らで起伏がないので、太陽光パネルの設置に向いています。
しかも、フロリダ州は「サンシャイン・ステイツ」との別名があるくらい太陽の日差しに恵まれています。
太陽の恵みを余すことなく利用し、ディズニーリゾートにクリーンエネルギーをもたらしてくれる最高の試みでしょう。

その一方で、日本の太陽光パネル事情と言うと。。。
日本はあまり土地が余っていないので、山の斜面を切り開いて設置している箇所が多いです。

探してみたところ、この方だけでなく、問題提起をしているツイートがたくさん見つかりました。

ちゃんと管理できないのは大問題ですよね。
自然を破壊してまでも、開発する意味はあるのでしょうか。。。

WDWのように、目標を掲げ、成果を上げ、持続可能なクリーンエネルギーとして、地元の業者とタッグを組みきちんと管理できるよう見習って欲しいですね。
水害による土砂崩れなどの心配をしながら生活したくないです。

リサイクルして、ミツバチの減少を防いでるディズニーのについてについて
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