Walt Disney World’s 50th Anniversary
2021年10月1日からいよいよ「 Walt Disney World’s 50th Anniversary ウォルト・ディズニー・ワールド50周年記念」イベントが始まりました。
それに先駆けて、メディア関係の人達に向けてプレショーが行われました。
エプコットとマジックキングダムの花火ショーが50周年仕様に変わりました。
18ヶ月の間、このショーが続きます。
エプコットの「EPCOT Forever」とマジックキングダムの「Happily Ever After」とはお別れになりました😢さよなら そして ありがとう😊
それぞれの花火ショーを見た感想
私は両方ともライブストリームと、その後動画の映像を何度も繰り返し「ながら見」と「ながら聴き」していました。
私が最初に感じたことは「あれ?どこに50周年の要素が入っているの?」です。
ショー自体は、さすがディズニーのクォリティで完璧に仕上がっています。
しかし、どこを探してもお祝いと言うか記念っぽい感じが見当たりません。
「ウォルトやロイは?ミッキーは?」とモヤモヤ感が強く、いても立ってもいられず、ネットで他の人の意見を探してみました。
エプコット「Harmonious」について
日本時間の9月30日にエプコットでは「Harmonious」のナイトタイムショーが行われました。
エプコットのコンセプトである「地球」「世界」「国際的な」などのイメージを踏襲しつつも、ディズニー色が強くなったなと言う印象を受けました。
私が好きなショーは「IllumiNations : Reflections of Earth」(2019年9月30日終了)です。
地球が誕生した瞬間から、創世・繁栄をテーマにした壮大な花火ショーで、ディズニーの要素は皆無でした。
ディズニー色がなくてもエプコットのコンセプトにマッチしているし、力強く心が揺さぶられるショーでした。
今回の「Harmonious」のショーも、力強さは感じました。
マッシュアップの曲が多くて、特に「Dig a Little Deeper」の曲が「Glee」のドラマっぽいと感じました。
「Glee」はアメリカの高校の合唱部が歌とダンスの芸術性を高めていく部活に所属する才能ある学生達の学園ドラマです。笑いあり涙あり、社会問題・恋愛問題ありと様々な困難に立ち向かう様が共感を呼ぶ内容ばかりで、良くできたドラマだと思います。
こちらは「Dig a Little Deeper」のオリジナル曲です👇
最も悲しいのは、12カ国語の中に、日本語がなかったことです。
エプコットには日本館があるので、勝手に期待していた私がいけないのですが。
仲間はずれにされた気分で、少し落ち込みました😢
ここからはコメント欄の意見をまとめてみました。
良かった点
・12カ国語で次々に歌っていた部分は、団結のメッセージを伝えていて印象的。
・国際的な雰囲気があって良かった。
・異なった言語・色・文化・の混ざり合いが良く、壮大さに感動して涙が出た。
・エプコットの本質である「団結力」が素晴らしかった。
・「How Far I’ll Go」と「Go the Distance」のマッシュアップが泣きそうになるくらい良かった。
・「Out There」が良かった。※「ノートルダムの鐘」の曲は密かに人気が高いですよね。
・全体的にまとまっていて良かった。
・最後の「Someday」で感動して涙が出た。
改善して欲しい点
・ストーリー性やメッセージ性をもう少し簡素にする工夫が欲しかった。
・プロジェクションマッピングの展開が早すぎて追いかけるのが大変。
・適当なディズニーの曲を並べているだけで、テーマがまとまっていない。
・実際プレショーをエプコットで見た子どもは、途中で飽きて「いつ終わるの?」と聞かれ困った。
・異なる地域の人々が調和して暮らすことの重要性を伝える強いストーリーが必要。主となるストーリーがないなら、異なる言語のサウンドトラックを聴くだけの一般的な体験になってしまう。
「Harmonious」は、結構評価が高い意見の方が多いです。
「Harmonious」の動画です👇
マジックキングダム「Disney Enchantment」について
こちらは前作の「Happily Ever After」を超えるショーになると期待していました。
同じような意見が多くてびっくりしました。
良かった点
それが・・・。褒め称えている声があまりにも少なくてこれにもびっくりしています。
本当に少ないのですよ。
もう少し、時間が経てば意見も変わるかもしれませんが。
・感動して涙が出た。
・メインストリートUSAまでプロジェクションマッピングを展開させたことは良かった。
・プロジェクションマッピングが美しくて感動した。
改善して欲しい点
こちらは、辛辣な意見がありすぎて、どの意見を取り上げるかものすごく悩みました。
・プロジェクションマッピングがゴチャゴチャしていて見にくい。
・ナレーションの言葉に重みを感じられずがっかり。
・オリジナルのディズニーソングが少なく、マッシュアップされた曲ばかり。
・カバー曲では、魂を感じられない。一緒に歌いたいとは思わない。
・ストーリー性がないため、脈絡なくキャラクターが次から次へと出てくるので戸惑った。
・泣く準備はバッチリだったのに涙が一粒も出なかった。
・「Moana」が多すぎ。
どうしても「Happily Ever After」と較べてしまうのですよ。
「HEA」は感情的で、愛情もあって、勝利とハッピーエンドをそれぞれ見ている側が見つけるストーリーだったわけですから。
ディズニー側では「Disney Enchantment」についてこのように語っています👇
信じられないような旅が待っています。
このショーでは、友情・愛・楽しさに満ちた不思議な世界が展開されます。
「Disney Enchantment」では音楽・照明・花火、それからシンデレラ城からメインストリートUSAまで続く壮大なプロジェクションマッピングの効果で、すべての人に魔法の力を信じませます。
「Disney Enchantment」は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの50周年を記念した「The World’s Most Magical Celebration」の目玉となるイベントです。
引用 https://disneyworld.disney.go.com/entertainment/magic-kingdom/disney-enchantment/
なるほど。今回のショーでも「友情・愛情・楽しさ」の世界観は構築していくということですね。
終盤では、「HEA」と同じようにティンカーベルがお城から飛び立ちます。
ティンカーベル👇
「Happily Ever After」の記事でティンカーベルについて触れている記事です👇
ナレーションについて
今回のナレーターの方には本当に申し訳ないのですが、あまり心に響かず、流して聴いてしまいました。あえて名前は書きません。
「HEA」のトーマス・ケイン・ロバーツ氏のナレーションは最高でした。
こちらは「Disney Enchantment」の動画です👇
挨拶が変わります
Ladies and Gentlemen, Boys and Girls
2021年12月20日 追記しました。
英語が苦手な人でも、知っている・聞いたことがある
「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」の挨拶の文言がなくなるそうです。
時代に配慮していますね。
さいごに感想
ウォルトとロイに敬意を表し、WDWのパークの歴史を強調したショーを望んでいたのもあります。
しかし、そうではなかった。
ウォルトの肉声も入っていなかった。
カリフォルニアのディズニーランドの60周年を記念する花火ショーが、そうだったから期待してしまったのかもしれません。
WDWは、WDWの唯一無二のショーなのだよと考えることで落ち着きました。
50周年を迎え、更に未来へ向かっていく。
ここからまたスタートしていこうと言う気持ちを読み取りました。
そして「You Are the Magic」の曲も何度も聴いていたら、気がついたら口ずさんでいる自分がここにいます。
ショー自体は本当に綺麗で花火やレーザー光線もすごいし、プロジェクションマッピングもきらびやかで良いショーだと思います。
技術の進歩を感じられます。
みんなで、このショーを盛り上げ育てていく感じで、だんだん好きになっていく気がします。
実際に現地で見たら、感動するでしょう。
だから、色々グダグダ書いてきましたが、なんだかんだ言ってもショーは楽しいものです。
みんなディズニーファンは、好きだからこそ意見を言いたいのだと思います。
2020~2021年はパークの開業以来、初の長期休業に追い込まれたり、リモートワークなどもあり、準備が思うようにいかなかったかと思われます。
でも、50周年の期日は待ってくれないし、本当に大変な時期を乗り越えてこうして再オープンできて、素敵なショーを間に合うように制作し、披露してくれたことには感謝しないといけないですね。
これからも世界中のディズニーファンを楽しませてください、と心から思います。
そして、末永くいつまでもディズニーワールドが続いていきますよう願っています。
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追記です。
あれから10日以上経ちました。その間にも色々な人の動画を見てました。
WDWで実際にその目で見た人達は、感動で涙が出そうになったと口々に言っています。
やはり、ショーはその場の空気感が大事ですよね。
動画だけ見て、判断するのは良くないと改めて反省しました。
実際にこの目で見たいです!叶いそうにないけれど・・・。
追記です
2022年8月にショーのマイナーチェンジがありました。
詳しくはこちらの記事でどうぞ👇
カリフォルニアのディズニーランド60周年についてはこちらの記事でどうぞ👇
こちらはカリフォルニアのディズニーランド60周年記念の絵画です👇
トーマスさんがWDWの50周年記念も描いてくれるとしたらどんな感じになるのか楽しみです。
こちらも追記です。
トーマス・キンケイドの作品が追加されました👇