パーク内の移動手段 フレンドシップボート編
ウォルト・ディズニー・ワールドのパーク内を、効率良く回るための移動手段をご紹介しています。
公式には、「Friendship Launch（フレンドシップ・ローンチ）」と言いますが、「Friendship Boats (フレンドシップボート) 」で通じます。
フレンドシップボートも、もちろん無料で乗車できます。
・エプコットとハリウッドスタジオの湖を結ぶ路線（クレセント・レイク フレンドシップボート）
・エプコット内の湖を巡る路線（ワールドショーケース フレンドシップボート）
の2パターンがあります。
Friendship Launch（フレンドシップ・ローンチ） の名前の由来
なぜ、「フレンドシップ」と名付けられたのか。
これは推測ですが、ウォルトが掲げていた エプコットの理念と大いに関係があると思います。
ウォルトが作りたかった理想郷
・E→Experimental
・P→Prototype
・C→Community
・O→Of
・T→Tomorrow
この頭文字から名付けられた「EPCOT」。
未来社会の実験的なモデル と言う意味です。
ウォルトがこの世を去ってから 約15年後の 1982年10月1日にエプコットはオープンします。
エプコットの正面入口には、当時のCEOであった E. Cardon Walker( カードン･ウォーカー) の言葉が書かれたプレートがあり、それにはこう記してあります。
「友情 (Friendship) の場所」から名付けられて「フレンドシップ・ローンチ」or 「フレンドシップボート」と呼ばれているのではないでしょうか。
乗り心地
水面に近くて湖面を走っている感覚が味わえますが、モーター音はかなり大きいです。
すぐ慣れると思いますが。
大型のフェリーボートとはひと味違う体験をするのも悪くないでしょう。
湖面脇の芝生の整備がきちんとされているて見た目も美しいし、椰子の木が生えているのを見ると南国リゾート気分が高まってきます。
さらには、湖面を走る ボートの中で唯一、エアコンつきなのです。
完全な冷房の効きは保証できませんが、夏の暑い日にはありがたく感じるはずです。
フレンドシップボートの収容人数・マスク着用の有無
フレンドシップボートの収容人数 など
・定員は最大で100名。
・長さは約20ｍ。
車椅子やベビーカー利用する方は、屋外のスペースに誘導されます。
スペースが限られているので、混雑時は次のボートを待つように指示されることもあります。
湖面の水位が変動した日 or 強風の日には、乗船用タラップが使用できない場合もあります。
クレセント・レイク フレンドシップボート
・エプコットとハリウッドスタジオの湖を結ぶ路線（クレセント・レイク フレンドシップボート）
ハリウッドスタジオと、クレセントレイク内のボードウォーク&その周辺ホテルと、エプコットを周回するボートです。
停泊する場所は
色分けして、停泊する場所を示してみました。
5カ所停泊します。
ハリウッドスタジオとエプコットの往復ですが、間にある湖の「Crescent Lake(クレセント・レイク）」に３カ所寄ります、と思っていただければOKです。
・ハリウッドスタジオ
・スワン&ドルフィンホテル
・ヨットクラブ&ビーチリゾートホテル
・ボードウォーク
・エプコット（インターナショナル・ゲートウェイ）
20分おきに出航
20分おきに出航（混雑時は、かなり遅れます）。
8:30から、ハリウッドスタジオとエプコットの閉園時間の1時間後まで運航しています。
所要時間はどのくらい
ハリウッドスタジオ ⇔ スワン&ドルフィンホテル・・・約10分。
スワン&ドルフィンホテル ⇔ ヨット&ビーチクラブ・・・約4分。
ヨット&ビーチクラブ ⇔ ボードウォーク・・・約2分。
ボードウォーク ⇔ エプコット（インターナショナル・ゲートウェイ）・・・約4分。
混雑時は
混雑時は、フレンドシップボートに乗るより歩いた方が断然早いです。
だいたい混雑する時間帯は、開園&閉園前後です。
特に、閉園直後は大行列になります。
車椅子利用者が優先ですので、一般のゲストはその後に乗船できます。
これは体験談です。
ハリウッドスタジオから閉園直後にボードウォークまで乗船しようとしました。
大行列になっていて、しかも車椅子の方が5台以上はいたと思います。
ボートは全然姿が見えず、その間にも行列は増えていました。
一日中歩き周り、足が疲れていましたが湖沿いを歩いて帰ることに。
歩いている途中も、ボートは全然来なかったです。
20分くらいで ボードウォークに 到着しました。
ボートはそのとき、まだスワン&ドルフィンホテルに停泊していました。
「歩いた方が早い」を体感した実話です。
しかし、注意が必要な場合があります。
もう一つは、季節です。
私たちが訪れたのは、冬でした。
もし、春から夏にかけての時は、湖に潜んでいるかもしれない「ワニ」に気をつけてください。
ワニについて、詳しく書いた記事です👇
ワールドショーケース フレンドシップボート
・エプコット内の湖を巡る路線（ワールドショーケース フレンドシップボート）
停泊する場所は
エプコットのワールドショーケース内の湖を
・メキシコ館 ⇔ ドイツ館
・カナダ館 ⇔ モロッコ館
の2パターンのルートで往復します。
開園から花火ショーの前まで
ボートに乗船できる時間は、エプコットが開園する11時からです。
最終乗船時刻は、
・メキシコ館とカナダ館からは 19:15。
・ドイツ館とモロッコ館からは 19:30。
21:00からの花火ショー「EPCOT Forever（エプコット・フォーエバー）」の準備があるため、閉園時間よりもかなり早めに最終便が設定されています。
移動手段という意味では・・・
ワールド・ショーケース内を歩かずに横断できるので、フレンドシップ・ボートを利用すれば、かなりの手数を省くことができます。
しかし、たまたま出発するボートに遭遇しない限りは時間の節約にはならないと思います。
行列ができていたら、歩いた方が断然早いです。
ワールド・ショーケース内を歩き回る方が色々な発見があり、楽しいですし。
もしも、すぐに出発するボートに乗れて座れそうな時に、ぜひイス代わりとして利用してみてください。ゆったりとした気分で、足の疲れが軽減するかもしれません。
動画で雰囲気を確認してみましょう
クレセント・レイク編
2021年8月30日 13:30ごろの映像です。
開園&閉園 前後の時間帯はかなりの行列ができるので、ゆったりとした時間帯の映像です。
ハリウッドスタジオ発 → スワン&ドルフィンホテル → ヨット&ビーチクラブリゾート → ボードウォーク → エプコット の順番で止まります。
ワールドショーケース編
2021年4月14日 14時から14時半に撮影されています。
「何度か往復して、いろいろな角度から撮影しました。また、船の中からも撮影しました。」と書いてあり、苦労が伝わってきました。
この喜び、希望、友情の場所に来てくれるすべての人に、ようこそ。
エプコットは、ウォルト・ディズニーの創造的なビジョンに触発されています。
ここでは、想像力、企業の驚異、そしてすべての人に新しい刺激的な利益を約束する未来のコンセプトを通じて、人類の功績が称えられます。
エプコットセンターが、人々を楽しませ、情報を提供し、インスピレーションを与え、そして何よりも世界中の人々に希望を与える世界を構築し、人間の能力に対する新たな信念と誇りをもたらすことができますように。（ざっくり日本語訳）
E.Cardon Walker Chief Executive Officer
Walt Disney Productions 1982年10月24日