ウォルト・ディズニー・ワールドのソアリンについて
2019年7月23日、東京ディズニーシーにもできたアトラクションの「ファンタスティック・フライト」(ソアリン)のエプコットバージョンについて解説していきます。
・エプコットバージョンの呼び方は「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」と言います。
・オープンは2005年5月5日。
・フライトシュミレーターのアトラクション。
・「ソアリン」とは日本語で ”舞い上がる” と言う意味。
・約5分間のライドです。
・24メートルの180度レーザー投影の4Kフルスクリーン。
・眼下に3D映像を見ながら美しい音楽と共に、世界6大陸の観光名所を巡ります。
・時折、人工的な香りと風を感じることができます。
並んでいる間も楽しみがあります
人気のアトラクションなので、混雑する日は並ぶことがあります。
そのときも、ちゃんと楽しめる工夫がしてあるのが良いところです。
「The Land」パビリオンにこの「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」はあります。
列の途中に、「Soaring’ Challenge」と呼ばれる、旅をテーマにしたトリビアクイズに携帯のアプリ(Pから参加できます。
そのときに参加しているゲストと競い合うことができるので勉強しながら、ゲーム的な要素もあって楽しいです。
実際の撮影シーン
とても美しい映像をどのようにして撮影したのか気になりますよね。
観光名所のギリギリ・スレスレをヘリコプターでから撮影していたのです。高い操縦技術で、ぶつかりそうでぶつからない、ドキドキ・ワクワクする映像が撮れているわけです。
35秒ほどのメイキングビデオを発見しました。
ちょっと感動を覚えました。ぜひ見てください👇
撮影秘話
ヘリコプターから、その当時の時点で、最高解像度のマルチカメラを使用し、撮影されました。
相当お高いのでしょうね🙄
一番最初に登場する、スイス・アルプス山脈の「マッターホルン」では、撮影中にカメラが凍結してしまい、撮影再開までに約2時間を要したそうです。
中国の「万里の長城」では、約4.5メートルまで近づいて撮影したそうです。
音楽も素晴らしい
カリフォルニアの「ソアリン」
エプコットより先にできた、カリフォルニアの「SOARIN’ OVER CALIFORNIA」の音楽も素晴らしいです。
アカデミー賞とエミー賞の受賞者、作曲家ジェリー・ゴールドスミス氏による曲がアトラクション中に流れています。
ブルース・ブロートン氏が編曲
そのカリフォルニアの曲を、エプコットの「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」のために、エミー賞受賞者のブルース・ブロートン氏が編曲しました。
この曲は、ロンドンのアビー・ロード・スタジオで、ロンドン交響楽団によって録音されました。
オーケストラの音色がダイナミックでいいなと思っていたので納得です。
「アビーロードスタジオ」の近くにある横断歩道で撮影された「ビートルズ」のアルバムのジャケットで超有名ですね👇
ブルース・ブロートン氏とTDR
ブルース・ブロートン氏は、東京ディズニーリゾートのアトラクションにも関わりがあります。
以前あったアトラクションの「ミクロアドベンチャー! 」の作曲をしていました。
今、アトラクション自体は存在しません。
しかし、エントランスや東京ディズニーランドと舞浜駅を結ぶ歩道のBGMとして、いまだに使用されているのです。
パトリックからのお願い
座席に座る前に、チーフ客室乗務員のパトリック氏からの注意喚起が流れます。
セーフティビデオ by パトリック👇
パトリック氏のセリフです。
ざっくり日本語訳
こんにちは。
ソアリンへようこそ。
本日、チーフ客室乗務員を務めさせていただきますパトリックと申します。
まもなく搭乗開始となりますが、その前に安全に関する重要な情報をお伝えします。
フライトのドアが開いたら、お席にお座りいただき、すべての機内持ち込み品を座席下のコンパートメントに収納してください。
これには、カメラ・財布・帽子・そしてもちろんイヤーハットもですよ。
次に、シートベルトを右手のバックルに通してお締めください。
小さなお子様は、シートの高さ表示に合わない場合は、シートベルトを中央のストラップループに通してから締めてください。
お疲れ様でした。
もうすぐ飛行機に乗りますが、高所恐怖症の方がおりましたら、到着ゲートで待たれるのが良いかと思います。
一旦、復習します。
座席・シートベルト・機内持ち込み品・安全ベルト・高所恐怖症・手や腕を出さないこと。。。他になにか。。。
ああ、それでは楽しいフライトをお過ごしください。
ビデオが終了して、ゲストがキャストの指示により案内されます。
それではみなさま、ご搭乗の準備が整いました。
1列目から順番に、2列目、3列目へと続いてどうぞ。
ご搭乗ありがとうございます。
ただいま、最終システムチェックを行っております。
機内に持ち込んだものは、すべて座席下の収納スペースにいれてください。
お客様の安全のため、飛行中はシートベルトを締めてお座りください。
また、お子様にもご注意ください。
(スペイン語の注意喚起が流れます。)
離陸の準備が整いました。
「Soaring’ to Tower : We are ready for takeoff. 」
最後の1文が、かっこいいですね。
入口から撮影していて、雰囲気がよくわかる動画です。
混雑していない日だったようで「Soaring’ Challenge」のゲームをやっている人は誰もいませんね😅
本編へと続きます
長くなったので、その2へ続きます。
やっと着席できて、いよいよ世界6大陸を巡る旅が始まります👇